ミシェル フイエ著「イタリア美術 」(文庫クセジュ 972)

イタリア美術

あとがきの方が、新書でこれだけの時代を詰め込み、人物の羅列にとどまらないのはすごいとありましたが・・・

やはり、つめこみ感はあり・・・、もちろん有名な方ばかりなのですが、画家の名前と絵がぱっとでてこないときは、もう読んでも全く何が何だか。とりあえずイタリア美術は基本頭に入っている人向けに思えました。

ただ、時代関係がしっかり頭に入っていなかった画家が、どちらが先で、どちらがどのくらいあとなのか、とかいうところは呼んでいるとなんとなくつかめるところもあり・・・。ダイジェストでざっと見るというのも時には必要なのかもしれないなと感じました。

いつかまた手に取るかもしれません。
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海野弘著「ハプスブルク美の帝国」

著者の名前は記憶していたが、何を読んだかおぼえていなかった。こういう時のためのブログ検索で、「パトロン物語」という本を拝読していたことが判明。

少し古い本です。私がちょうどウィーンに行った直後ぐらいの出版でしょうか。

まえがきのところで、あらためて、ハプスブルク家の起源について書かれています。ここはかなり肝でした。ハプスブルク家についての本はウィーンに行くためにかなり読みましたが、もりあがったところ・・・すなわち、マリアテレジアの前後だけ記憶に。1020年ごろ、ブルックという町に城をたて、交易で富を蓄えというところからはじまり、ダイジェストでドナウ周辺にきたところまでまとめてくださっています。

また、ここ数週間ヒトラーの本ばかりよんできたので、最初の出だしで、ドイツ人が200年の間、ウィーン人(オーストリア人?)は享楽的と評価していたという出だしにしみじみ。ドイツ人と、ウィーン人という区別を改めて頭の中で設定いたしました。

私のウィーンは、世紀末ークリムト(1862- 1918)、マーラー(1860 - 1911)、ブルックナーという世紀末のイメージや、オットー・ワーグナー、フンデルトヴァッサー氏や、フロイトとかちょっと変わった人とかのインパクトがありすぎるかもしれません。20年前まわったときの美術館も、メランコリックな不思議な現代アートが町を覆っていたのでした。若い自分の目には、世紀末から進化のない死んだ街というイメージがついちゃってました。それすらも遊びなんでしょうかね、いまや。

言われてみれば、もっと前の時代の、ワルツやら、シェーンブルン宮殿の美しいこととか、モーツアルトやリストが楽しく活動していたこと・・・。

ただ、マリア・テレジア自身は、ユダヤ人を排除しているようですね。そのあと、ユダヤ人を受け入れ、そして、世紀末では~れが活躍したり、そういった芸術を支えたりしているということも知りました。ここらへんも複雑な心持でよみました。

こうして、バロック、バロックと世紀末の間奏曲、世紀末と続きます。ちなみに、間奏曲はブルックナーでしたので、RCOのアンソロジーから、ブルックナーのSymphony No 8 in C minor (conducted by Zubin Metha)を流しながら読みました(笑)。

バロックに関する記載は、アカデミーでバロックの定義がどうなされているのかなどからはじまります。これも面白い。地域によって前の時代何が流行っていたかによって、バロックのありようがちがうということでした。特に、ドイツとオーストリアは、バロックが始まるのが、30年戦争によって遅れたため、イタリアやフランスのもっているバロック→ロココとは違う道を歩んだのではないかとされています。

最後は、世紀末についてかたられますが、ウィーンの世紀末として、マーラーで始まり、1900年初頭のカフェ文化のことと、クリムトで締めくくられます。

カフェはあるのかしら。これらのカフェ。カフェを巡る旅も面白そうですね。フロイトとカフェのお話は少し笑ってしまいました
・アドルフローフの作ったカフェ
 - カフェ ムゼウム http://www.cafemuseum.at/
 - カフェ カプア
- アメリカンバー https://www.loosbar.at/ 
・文学カフェ
 -カフェ グリーンシュタイドル http://www.cafegriensteidl.at/
・おしゃれカフェ
 - カフェ ハインリッヒホーフ
・音楽家のカフェ
 - カフェ ラントマン http://www.landtmann.at/
 - カフェ ツェントラル
・画家のカフェ
 - ブラウエン・フライハウス
 - カフェ・シュペルル

そして、クリムトの人生・・・

また足を踏み入れたら、イメージと違うウィーン・・・特に、バロックにもう少し気を付けてみることと、カフェ文化の面影があるか・・・みてみたいです。ザッハートルテ食べることに注力している場合ではないですね。

水沢勉著「ベルリン美術散歩 」(とんぼの本)

最近、ドイツに関わる本ばかり読んでいたせいか....、なんとなくドイツに行きたくなってしまったのかなぁ。

ベルリンは、私のような車が苦手な人でも大丈夫そうね。

ベルリンフィルのコンサートの情報を調べると、まだ7月までのスケジュールしか出てないですね。

9月どうなるのかな~。去年は毎週やっていたようですが・・・。

今年の夏休み。

朽木ゆり子著「マティーニを探偵する 」(集英社新書)

2002年なんて、バブルもはじけて、カクテルブームもちょっと終わってたのかな・・・なんて思ったりするけれど。

この記事が、雑誌の連載からというのは驚きです。原文まであたられているので。

発祥・名前の由来・発展などの歴史はもちろん、イギリスの首相を務めたウィンストン・チャーチルのお話とか、禁酒法のもとでのマティーニとか、シェイクかステアかとか、うんちくとして語れそうなネタが凝縮された本とも言えるでしょう~。

個人的には、各章に挿入されていた映画のマティーニのあるワンシーンをみるだけでもたのしゅうございました。

マイケル・ルイス著「フラッシュ・ボーイズ」

マネーボールの著者さんだったんですね。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00OCAI07O/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

以前、「アルゴリズムが世界を支配する」を読んでいて、アメリカの株式市場で起こっている様々なことは理解していましたが。人物像がかかれているので、リアリティのある感じがしています。そこが、さすが、マイケル・ルイス氏というところなのでしょうか。

私がかなりはまっていたPerson of Interestというテレビドラマでは、政府のもつAIの開発に関わったり、存在を詮索したりした人は、抹殺されるという設定になっておりますが。本当にそういうことってあるんでしょうね。自分は、凡人でよかったです(笑)。

観ているニュースが悪いのか、ローカルニュースばかり見ていたせいでしょうか、丁度アメリカにいたころだったのに、このニュースが目に入っていなかったのはなぜなのかしら....。

陪審員を説得することが難しい問題は、敗けるかもしれないというのは、わかる気がいたします。理解できないと「"なんとなく"疑わしく思う」というのは、人間の心理としてはふつうのような気がするので。一体、ゴールドマンサックスの通報した人は裁かれたのでしょうか。おそろしいですね。

MITなどの優秀な人材が、2009年以降、金融業界以外にいくという傾向がみられるという話は聞きますけれども。リーマンショックそのものも原因なんでしょうが、こういった事件も原因にあったのでしょうか。

日本では、起こりえないでしょうかね。プログラマが、そもそも粗末に扱われていますからね。政治家も、観ている限り、こういったトピックスに興味があるように見えないですし。

私の今の会社でのミッションは、こういううエンジニアたちを大事にすること。守るという言い方は失礼ですが、彼らが自分の仕事に集中できる環境を作りたいです。だって、ITは"IT"という分野にとどまらない、生活の一部になっていると思われる昨今、このようなスキルこそが、価値と思うのですが。

さて、最近、金融取引のオープンソース化が始まっています。日本の未来もいかに。来週はそんなMeetupに行くことを狙ってます。
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