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シンポジウム「海外における日本美術コレク​ションの意義とその活用」

 久々の東京国立博物館

 カラヴァッジョ展、ボッティチェリ展、Wine(科学博物館)と、イタリアっぽーい広告が並んでいる。それに、駅構内から購買意欲がなんとなくわきそうな、色々なお店。人がたくさんいる。あぁ、そうだ、私、日本の都会にいる!横浜駅に行っても、人はたくさんいるけど、感じないこの刺激感ってなんなのかしら~。

 そして、シンポジウムに入ってまいりました。ちょっと体調悪くて、午後寝てしまったところもありましたが・・・。

 まず、やっぱり、欧米人と欧米の教育を受けた日本人は、プレゼンがうまいと感じました。ストーリーにひきつけられます。そして、内容が整理された状態で、頭の中にしっかりはいってくるんです。

 自分だって、喋るのが嫌いで、沈黙は金なりという人生を送ってきました。そして、私自身、話せないだろうと思います。でも、多くの人を前にして話すとき、やはり、準備していないのではないか?と感じさせるものはマズイように思います。少しでも、話を聞いていただく時間をその人から頂いたからには、その人・人々に何かを得てもらいたいと考えて話したいです。

 次に、お金のこと。やはり、「政府が払ってくれない」ということを発言されているのを聞いて、ため息がでます。集めるとか、工面するとか考えられないのが日本の社会なのでしょうか。民間起業にいてすら、日本人というのはそういう発想の人間が多いことに驚かされるわけですが。(あ、今の政府の、大学への急激な投資削減やら、そういうところへの疑問はさておき。)

 やはり、何事も、工面できなければいけないのではないでしょうか。もちろん、税金もカウントにもいれたとしても、それをどのように調達できるかは考えなくてはならない。必要性、効果の説明、そして人的ネットワークの活用などにより、実現する力。(あ、偉そうなこと言ってますが、自分もそんなことできません。でも、その無能を、人のせいにはしたりしないほうがいいかな、と。)

 Key Noteの中で、USやその他欧米と日本の学芸員の違いとして、やはり欧米は「コレクター」からの寄付・寄贈というのを考えて、コレクターと学芸員の人間関係の中で、美術品を美術館においていただくという関係のようです。お金の絡んだ微妙な関係で、やはり簡単なことではないように見えます。お金は湧いてこないのですよね。もちろん、日本にはそういう仕組みすらないから、お金を回すシステムをひねり出すのが大変だというのもわかりますけど。

 海外の日本作品を修理をするのにお金がいる、それを日本の政府が出すべきだというのは、あまりにも論理がとんでいるようにも思いました。日本の技術をお伝えして、お金に換えたりすることもできるかもしれませんし。Fundを募る方法もあるでしょうし。

 また、シンポジウムも、もっと人を集められると思うし、内輪受けのような人しか集めないで税金をつかってしまうのはもったいないと思います。アメリカでも、あまりにも多くの人が、簡単に集まるのを見ると、日本だってたくさん集まるような気がするんですけどね。こういうことに、お金でも、体力でもかしてくれる人たちたくさんいらっしゃるように思いますけれども。

 そして、メンノ・フィッキ氏、面白かったです!やっぱりMy Worldのある方でした。映画「アムステルダム王立博物館」の中に出てきていらした通り・・・

 最後に、私は、Key Note Session における、Prof. Samuel C Morseさんのお話が、よかったです。

 彼は、基本的には、美術品は、単独ではなく、意味を持たせてみることに意味があると言っています。

 その中で、どうやって日本美術が、アメリカで買われていくかを話してくださいました。

 ひとつは、言わずと知れた、万国博覧会とGeorge Walter Vincent Smith氏の話。フィラデルフィアの万国博覧会からはじまります。それから、もちろん、フェロノサと岡倉天心のお話。Charls L. Freer氏のお話。そして、全く私は知りませんでしたが、山中商会(Yamanaka & Co)のお話などを、具体的な美術品を交えながらお話してくださいました。

 彼の話を聞いていて、「自分がやりたいなぁと思っているのは、"美術品の関連性" vs "個性"なのかなぁ」と思いました。ソフトウェアというか、デジタルですごく実現したいと思うのは、職業柄でしょうか。私、意外と、アプリケーション好きなんだなあ・・・。プロジェクトを組めないかしらと思います。やはり所有権とか、映像の入手とか公開とかそういうところから考えなければいけないのかしら~。歴史学者さまたちの嫌うITが、研究や理解の一助になればと思うわけですが・・・。絶対、一般人にもうけるし、新しい発見も増えると思うんだけれどなぁ。

 ふぅ~、風に時々あたり、何かしたいなぁと思い、でもやっぱり実行しないのかな・・・。私はLazyです。
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