五味文彦 本郷和人編 「現代語訳 吾妻鏡〈1〉頼朝の挙兵」 吉川弘文館

吾妻鏡〈1〉頼朝の挙兵

 読んだというにはほど遠いのだけれど。10年くらい読もうよもう・・・と思っていて、ようやく手に取ることができました。
 
 最初の解説だけでも、面白いと思います。

 北条氏の周辺の編纂ということに関しては、まぁ、想定の範囲内とは思うのですが。記録係みたいなものが記録したものがあるわけではなく、色々な人がまさに「編纂」に関わっているのですね。

 京の時事をいれるために、藤原定家「明月記」が使われていること、それは冷泉為相の関連が考えられること。

 将軍ごとに執筆者が違うと考えられること。

 それから、北条本、島津本、吉川本の3種があること。北条本は、家康の所持本であったともかかれています。この吉川本は、前者ふたつとは全く異なる周防岩国の吉川家に伝来するものだとか。収集時期は、1522年までの20年という風に記されています。

 あらためて、今の「印刷技術」ができるまでの、本の収集ってこんなに大変だったことを認識しました。お経を整理させていただいたときも、平安時代に持ち込んだ中国のお経、なくなってしまった部分を江戸時代にどこかで写したものを補充していたとか学びましたが。楽しんでやっていたのならよいのですが・・・。

 さてはて、中身に入りまして。

 私には、あまり登場人物を覚えられない。誰かと一緒に、人間関係とか整理しながら読まないと、ひとりで47巻読みきるのはむりそうです。根性なしです。

 日付と天気が書いてあったりして、こういう研究している人もいるのかなぁとか思いながら読んでいます。

 吾妻鏡の兵士の数をみても、平家が1万とか、御家人っぽい○○氏が数千とかかかれているのは気になります。実は、最近、大河ドラマをみているのですが。やっぱり三谷さんだからなの?会話による心理描写が中心で、映像的なスケールはまったくないのです。戦闘シーンは、なんと、コンピューターで書かれた地図とポンチ絵だけ。したがって、会合している20人とかそういうレベルで動いているように見えるわけです。戦闘なんてみたくないのでいいのですが、規模感というのは、結構大事なんじゃないかと。そんな規模で動いたら、どれだけ民衆はいて、どれだけの影響があったのだろうとか・・・

 また、家というか、人々というのは、何百年という間、何世代にもわたって、同じ土地に根付いていたのだなぁと、つくづく思いますね。日本に限った話ではないのかもしれませんが、都市化ということ、移動手段の発展というのは、社会を急激に変えているのだと感じます。

 ふぅ・・・頼朝の動きだけでも、たどれればいいのにと思うけれど、なにかすっきり頭に入らないです。もうちょっとウダウダ読んでみて、明日図書館へ返却予定。(笑) 

 2巻以降、自分のテーマをもって読まないとなぁ。何にしよう。1巻にも、頼朝の持っている仏像についてかかれていたけれど、美術工芸品でも探すテーマで読んでみようかしら(笑)。でも、原文をあたる自信はない・・・
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