特別展「春日大社 千年の至宝」@東京国立博物館

今日のテーマは、先週ラファエラアカデミアでお伺いした善円さんの作品を見に。時代的には、運慶の子供たちの時代。

やはり一番美しいのは、この子。文殊菩薩立像(国立博物館所蔵)。
http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C23&t=type_s&id=8
1躯
木造,金泥塗り・彩色・切金,玉眼
像高43.3
鎌倉時代 13世紀

立ち姿がきれいな印象が。お顔も美しいし、衣文も几帳面な感じで、切金もきれいです。

善円作地蔵菩薩立像もありました。本当に同一人物の作なのかなぁと思ってしまったけれど。もう一度耳を確認しておくべきだったと思いました。しかし、仏像は最後の方の展示で、もどる元気がなかったのそのまま進みました。顔というより、立ち姿が大分違う印象を受けたもので。

と、目的はともかく、展示全般に面白かったです。内容の割には、混んでいるように見えませんでした。展示をゆったりとした空間作りにしていたからだったのでしょうか。一点一点が大きかったのでしょうか。入場料1,600円のせいということも考えられるかしら。とにかく、人だかりで見えないということはなかったです。

藤原氏とゆかりがあるという文書や、藤原氏を表す藤の柄について、解説が丁寧でわかりやすかったように思います。

展示は、春日大社の草創から始まります。武甕槌命(たけみかづちのみこと)が鹿に乗り、常陸国鹿島(ひたちのくにかしま)から春日の地に降り経ったことに始まるとのこと。そして、鹿にまつわるものがたくさんおいてありました。鹿は、馬に比べて華奢なイメージがありますが、人間をのせることができるのですね。鞍もありましたから本当なのでしょう。人間が小さかったのでしょうか?!

鏡とお榊って、太陽とおそらく山林(森)を象徴化したものですよね。釈迦(一宮)-男性の姿、薬師(二宮)-男性の姿、地蔵(三宮)-男性の姿、十一面(四宮)-女性の姿、文殊(若宮)-子供の姿で絵画上は登場するという象徴化があるそうで、本地垂迹ということのようですが・・・、この形式化をなんとなく心地よく感じるのは、自分が日本人だからなんでしょうか。

そして、春日信仰。春日宮曼荼羅とは、平安時代から曼荼羅という名で呼ばれていたんでしょうか。何かの本によれば、曼荼羅の定義は日本独自のもので、密教系の両界曼荼羅などの世界観を表したものがそのような定義だったと書いてあったように記憶しております。しかし、絵画ってあまり残ってないんですね。あらためて、鎌倉・室町がすこしと、江戸時代が多いのかなという印象を持ちました。藤原氏の時代の絵画はあったのでしょうか。みおとしているかもしれませんが...。

絵巻大好き。春日権現験記絵おもしろいです。展示されている春日本は著色も、文字も、美しくて、読むのが楽しいです。陽明文庫本や紀州本や帝室博物館本といろいろあるんですね。常設のところにも模本などを拝見いたしました。おそらく、仏像を読む前に疲れてしまったのは、これにとりこになってしまったからかと。

他にも色々、お面、厨子、奉納品の刀剣、あるいは舞楽用の衣装などもおいてあり、みるところたくさんです。

帰りはさささと常設を通って帰りました。常設に、鹿をたくさんおいてくださっていました。それもたのしゅうございました。みなさん、特別展に平成館から出入りせず、常設を通っていきましょう・・・と思った次第です。
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