ブリア サヴァラン著 「美味礼讃」 岩波文庫

最近読んだ本に引用されていたので手に取りました。

岩波文庫、翻訳は1962年くらいなんですかね。もう少し新しいものを買えばよかったでしょうか。

出だしの「本を書くにあたっての経緯」を読むだけで、微笑んでしまう私です。高校時代は、倫理の資料集に出てくる引用書籍を片っ端から読むというわけのわからないことを楽しんでいましたが。しばし忘れていた、あのとき感じた愉快な気分を思い出しました。あの時もう少しまじめに世界史を学んでいれば、もっと違う世界が広がっていたのにね、というのはさておき。長いこと忘れていた世界観です。

サヴァラン氏は、1755-1826年の方らしい。名前は、あのケーキのサヴァランの名前の由来も彼にあるらしいですね。最近、アルコールヒタヒタのケーキをみかけることが少なくなりました。

フランス革命前後にこんなことを書いていたり、ニューヨークをぶらぶらしていた理由はなんなのだろうと、Wiki Pediaをみてみました。「革命末期、自分の首に賞金がかけられたことを知ったブリア=サヴァランは、まずスイスに亡命。後にオランダ、生まれたばかりの東部アメリカへと亡命。アメリカには3年間滞在。その間、フランス語とヴァイオリンの教師としてボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、ハートフォードを渡り歩く。ニューヨークのパーク・シアターでは第一バイオリンを務めたこともある。」とありました。なるほど。そのあと、パリに帰って亡くなる直前、1825年くらいに本著作を書いているようです。

取り扱う内容は、栄養学のようなもの、食材についての説明、健康-もちろん肥満と拒食、歴史、多岐に渡ります。自分の経験に基づく話がはしはしに挿入され、エッセイとしても面白いです。「世間には、生まれつき鋭敏な器官ないし持続的な注意力を持たない人がいる。・・・」なんて書いちゃっているその感覚ももちろん楽しいです。

そして、あとがきを見てびっくり。花森安治さんに勧められて翻訳されていたのですね。普段みていない朝ドラですが、「とと姉ちゃん」だけは、当時夜の再放送を見ておりました。ふぅん、花森氏、こんなのも読まれていたんですね。
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