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桂離宮

桂離宮と、修学院離宮は、いかなければと思いつつ時が過ぎていたところ。

以前、はがき申込みだったころ、5人の名前を書いて出したところ、「4人までしか申し込めません」とかいう返事だけが来てとおらなかったことも。

ご縁がなかったのですが、なんとなく、ブルーノ・タウトの本を読んだり、熱海にタウトの家があることがわかったり、なぜか私に近づいてきていたもので、「あー、いってみたいなぁ。」と。

写真集ではみていた桂離宮ですが、全く写真とは違います。いかないとわからない場所かと思います。

何が面白いかというと、本当によく設計されているところです。一歩一歩、歩いているうちに、すべての景色が変化していきます。そこには色々な計算があるのがわかります。

表門から車を置いて天皇が降りる御幸門、御幸門でふりかえると遠近法が強く効くようなしかけに。
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とにかく、最初から、全景がみえないように、目隠しがたくさんあります。もちろん風景を害さないように、自然なアップダウンと、わざとらしくない自然な垣ができています。

外腰掛という最初に腰かけられる場所に座ると、目の前は島津藩からのおくりものの蘇鉄山。目隠しだそうです。
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低い位置に燈籠があるのは、夜でも足元があぶなくないようにということでした。

そして、今回は水が抜かれているので美しさ半減かも知れませんけれど。

なんとなく写真右手の大きな木でみえなかった松琴亭が、歩いていくと少しずつみえてまいります。
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なのに、天橋立に見立てたという州浜をみると・・・、あら、松が邪魔して、松琴亭がみえなくなります。不思議なんです。この少しずつの移動で,
景色が全く変わってくるのです。
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そして、橋を渡って松琴亭。とっても足元に気をつけなければいけない橋です。ここは前より足元もきをつけてみないとね・・・・
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こうして、中を見ると、かの有名な市松模様の襖。いわゆる有名なこい藍のような色とは変わって水色になっています。もうすぐ修理なのだそうです。
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東に、というか、写真の手前に「水屋の間」があります。土間には炉を設けてあります。そして、東側妻に後陽成天皇宸筆の「松琴」の扁額が掛かっています。躙り口は橋を渡ってすぐの方にあるのですが、お客様の動線と目線を考えるとちょっとおもしろいですね。

ここは、四季つかったのでしょうかね。

こうして、みていくと、次は賞花亭と、園林堂とつづきます。ここも、遠くからみたり、近くから見ると全く違う様子で楽しいです。
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こうして、有名な笑意軒。

6つの丸い下地窓がついています。これが見どころなのね。6つは全て大きさも異なり、四季とか季節の移り変わりを表すとか、いろいろな解釈があるのだそうです。
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それから、窓の向こうには田畑が広がり、ここは、たしか・・・後ろの田畑ごと宮内庁の持ち物とおうかがいしたような記憶です。ですが、メモものこしていないので、不明です。
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また、ここは泊まれるとかで、蚊帳をかけるところがあるとか、お手洗いもあるとかそんな説明もありました。夏でも暑くないのかしら。建物のつくりは、風のよく通りそうにできていますし、この場所自体が、風の通り道にもみえますから、涼しいのでしょうか。水がみえるところですから、更に夏でも心地よいのかもしれません。

中枢をなすはずの書院です。あまり覚えていないのですが、雁行形と呼ばれる、一の間、二の間、三の間が、少しずつずれて間取りが階段状に見えます。中は覗いたのかもしれませんが、あまり見た記憶が・・・。
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どちらかというと記憶に残っているのは、高床式になっており、桂川の氾濫時にそなえて、下は殆ど空洞になっているとのこと。
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そして、最後は、月波楼。見晴らしの良い茶亭です。土間からは池が見えないという趣向です。ここでも、そんな仕掛けがあるんですね。
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世にも珍しいらしい黒文字の垣とか、すべて平らな面を上に向けている石とか・・・。
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あぁ、とにかく堪能しました。解説の方がとっても上手で、しかも、なんとなく適度な笑いをたくさんいれてくださって。さすがは関西だなと思った次第です。
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